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  • 2012.04.01 Sunday
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我が町、北千住には、「東京芸術センター」なる施設があります。

22階建てのビルで、
劇場、スタジオ、ピアノサロン、
展望レストラン、
SOHOフロア、オフィスフロア、
フィットネスクラブ、スイミングプール、
と色々なものが詰め込まれた不思議な建物。

その中に、「シネマ ブルースタジオ」というスタジオ型映画館が入っております。
過去の、芸術性の高い映画を上映しており、いわゆる「名画座」といった内容。

今年、上映していたのは例えば、
赤と黒(1954 フランス)
彼岸花(1958 日本)
尼僧ヨアンナ(1961 ポーランド)
都会のアリス(1974 ドイツ)
歌麿 夢と知りせば(1977 日本)

とか。

たまに、スリーピー・ホロウとかギャング・オブ・ニューヨークとか、
新しいものも上映している様子。


そんなブルースタジオ。
現在、「黒澤明生誕100年記念特集」をやっております。
23作品一挙上映というもの。

現在は「乱」をしばらく上映しており、観に行ってきました。
物語のベースはシェイクスピアの「リア王」と、毛利元就の「三本の矢」。
人間の業を描いた悲劇。
実にいいものを観ました。

1985年の作品ですが、非常に色鮮やか。
衣装のワダ・エミがアカデミー賞衣裳デザイン賞を受賞したとのことで、納得。
音楽はもちろん、武満徹であります。
(最後の曲は、マーラーの交響曲第1番「巨人」の3楽章の葬送行進曲みたい)

しかし167分間の大作映画。
簡易式の座席では、腰が痛くなった・・・。
次回は座布団を持って行こう。

十二

先日、
「12人の怒れる男」と、
「12人の優しい日本人」という映画を観ました(DVDにて)。

「12人の怒れる男」は、1957年アメリカ製作の、古いモノクロ映画。

12人の陪審員が、ほぼ一つの部屋の中だけで議論する様が描かれる、
今で言うソリッド・シチュエーション的な(スリラーではないけど)話。

非常に面白かった。
話し合うだけなのに、こんなにスリリングで、劇的な映画が作れるんだなあ、
ととても感銘を受けたのでした。

ちなみに本作、最近ロシアでリメイクされたみたいですね。


次に観た「12人の優しい日本人」は、前述「12人の怒れる男」を元に
三谷幸喜が「日本にも陪審員制度があったら」という架空の設定で描いたもの(もとは戯曲)。

典型的日本人、といった感じの12人が繰り広げる議論は、
議論・・・というか井戸端会議みたいだったり、「なんとなく」だったりと、
やはり日本的。

こちらも非常に面白かった。
ストーリーの締めは、元祖へのオマージュ、ですな。



ちなみに、本日記では自分の名前を、
十二 |二
「じゅうに <vertical bar> に」
と入力しております。
まあどーでもいいんですが。

細雪

映画の「細雪」を観ました。
CATVで放映していたもので、1983年の、吉永小百合が雪子を演じたやつです。

「細雪」、谷崎潤一郎の中でも好きな作品の一つですが、
なかなかうまく映画化されているなあ、という感想。
あの長編を、よくぞ2時間20分にまとめたなあ。

この「細雪」、映画化されたのは本作が三度目だそう。
脚本家や監督は、先の二作品を十分に意識した上で、
当時最新の技術、音楽、カット割りで作り上げたんだろうなあ、
と勝手に想像。

洪水のシーンなんかは全てカットされ、シンプルな作り。
個人的に好きな、「帯がキュウキュウ鳴る」場面は入っていて、
ちょっとうれしかったりも。

雪子を演じた吉永小百合はもちろん美人なのですが、
長女の鶴子を演じた岸恵子も、美しかった。
貫禄のある大女優の演技。


さて、映画を観て、案の定、小説を読み直したくなりました。
これまでにも何度か読んでいるので、今度は英訳本にしようか。
ちなみに英語版のタイトルは、

マキオカ・シスターズ

です。
うーん、納得。

二本

自宅で、二本続けてDVDを見ました。
「かもめ食堂」と
「時計仕掛けのオレンジ」。

前者は、僕の大好きな"片桐はいり"を、あんなにアップで観られて、興奮しまくり。
貴重な映画でした。
観点が違うか?

後者は、過去に幾度もレンタルしようと思いながら、何故か観たことのなかった映画。
もっと早く観ておけばよかった、と思う映画でした。
うーん、ホラー・ショー。



耐久

年末年始の休みは、映画&テレビ強化週間でした。

ツインピークス(DVDファーストシーズン 1+7話)
危険な関係(DVD 映画1988年)
クルーエル・インテンションズ(DVD 映画1999年)
のだめカンタービレ(TV再放送 全11話)

を、がっつり鑑賞。
なかなかの長期耐久戦。

ちなみに蛇足で、
ベートーヴェン 弦楽四重奏曲(全17曲)
マルティヌー  弦楽四重奏曲(全7曲)

も聴きました。

怠惰で文化的(?)な休暇。
あぁ、明日からは出勤や・・・。

天使

日比谷のシャンテシネに、フランソワ・オゾン監督の新作映画、
「エンジェル」を観に行ってきました。

・・・激しく脱力させられました。

以下、自分の個人的な感想です。

冒頭のタイトルと音楽だけで、なんだか悪い予感がしたのですが、
中身はただのメロドラマ。

一行で説明するとしたら、
「夢を追い続けた女性が、富と名声を手にするも、運命に翻弄されていく物語」
という感じか。

「身勝手な女が立身出世し、その後破滅していく物語」
とも言えるでしょう。

過去のメロドラマ的映画のパロディと思わせるような、
あえて意図したかのような、安っぽい脚本。
構図がいいな、と思えるシーンも無かった。

「共感できないタイプの主人公」自体はよろしい。
そもそも「共感できない映画」でも観る価値があったと思わせる映画は存在する。
しかし、本作は、観る価値を感じられなかった。

オゾンの深い意図、というものもあるのだろうけど、
映画として魅力的な構造とは思えなかったので、
自分で色々解釈してみようという気も起きず。

主人公のエンジェル(ロモーラ・ガライ)の着る、
豪華で色彩豊かな服装を観るのが楽しかったのと、
アンジェリカ(ジェマ・パウエル)の演技が良かったのぐらいしか
収穫はなかったなあ。

オゾンの作品は好きなものが多いので、今回はがっかりでした。
ま、映画の好みは人それぞれ。
自分の読みが浅いだけなのかもしれない。
良かった!と思った人もいることでしょう。

JUGEMテーマ:映画


奇才

デヴィッド・リンチの新作映画、「インランド・エンパイア」を観てきました。

むはー、前評判どおり。
3時間、不条理な怒涛の映像の流れに翻弄されっ放しでした。

ストーリーがあってない様な、そもそもストーリーを語る気がない映画。
観る方も、「説明をつけてやる!」と意気込むよりも、
奇才リンチの手のひらの上でコロコロ転がされるつもりの方が健全かも。
それで不快な訳ではないところが、いかにもリンチ映画なんでしょうか。
映画の批評は、詳しい人々にまかせます。

これを観て、前作の「マルホランド・ドライブ」が、
非常にわかりやすくて観やすい映画だったと実感。

今度、「ロスト・ハイウェイ」を観てみます。

世間の売れ筋映画とは縁の無い趣味。

巴里

恵比寿ガーデンプレイスに映画を観に行ってきました。

「パリ・ジュテーム」という単館系の映画。

複数の監督による、5分間の短編映画×18本、
という変わった形式。

パリの各区を舞台に、様々な恋の形、愛の形が描かれる。

どの作品も、5分間の中にストーリーがしっかり形作られていて、
わかりやすくまとめられていた。

ただ、どれも比較的単純明快で、余韻を残す様なものはあまりなく、
そこは期待と違ったかな。
映像として美しい、というものもなかったし。

でも、それぞれ味わいがあり、気に入った作品もいくつか。
1区、6区、10区、12区、20区
あたりは好きな感じ。

うーん、パリに行ってみたい。

フランソワ・オゾン強化月間であります。

フランスの映画監督。
ここ最近で、
「8人の女たち」
「スイミング・プール」
「リリィ」
を観ました。

所謂フランス映画のイメージよりは、
ストーリーに起伏があり、映像にメリハリがあるかな。

オゾン監督は、40代以上の女性の描き方がうまい、と思った。
女優さん自身がきれいなのもあるだろうけど、
歳を重ねることの美しさを感じさせてくれる。

生々しくエロい「スイミング・プール」より、
仕草で魅せる「8人の女たち」のほうが、エロティシズムを感じたなあ。
50年代のファッションに見惚れるも良し、
リュディヴィーヌ・サニエのサワヤカさに感心するも良し。
(今、エステティックT○CのCMに出てるんですね)
個人的にはフェチズムを刺激する映画ですな。

黒澤

初めて黒澤明の作品を観ました。
「羅生門」

芥川龍之介の「藪の中」と「羅生門」を元にして作られた映画。

これから観ようと思っている人は、
以下の文は読まない方がいいかもしれません。


素直に楽しめる、面白い映画でした。

4つの証言。
どれかが真実かもしれないし、
どれもが真実ではないかもしれない。
どんな人間も、自分が一番なんですよ。
エゴを心の中にもってるんですよ。

印象的だったのは、女が二人の男に対し、豹変するシーン。
狂乱の場、というか。
女の恐ろしさ、というか。

ラストシーンは、とってつけたかの様だったけど、
このシーンがあるからこそ、芥川龍之介ではなく、
黒澤明の作品になっている、と言えるのかな。
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